
暮しの手帖社の前身である衣裳研究所は、戦後間もない1946年(昭和21年)に、東京・銀座で大橋鎭子さんと花森安治さんによって創業。1948年(昭和23年)には、健康をささえる「食」と家庭を守る「住」をとり入れ、『美しい暮しの手帖』(のちの『暮しの手帖』)を創刊し、その後、社名も暮しの手帖社に変更しました。経済成長とともに多くの物があふれる時代には、生活者の立場にたった商品テストを実施し、多くの読者から支持を得ました。創刊から半世紀以上、広告を一切載せることなく、読者に支えられて今日まで続いています。今回の紙博では、2023年の発刊75周年を記念して、紙博STAGEにて編集長・北川史織さんのトークライブを開催いたします!
◆ 3月の紙博で販売するものを一つだけ教えてください

暮しの手帖
◆ 2022年に手にした紙ものの中で、一番心躍ったものは何ですか?

二人の画家からいただいた直筆のはがき。年末年始号の表紙画を描いてくださった山口一郎さんと、今年の目次画を担っていただいているトラネコボンボンさんです。
◆ 「紙博 in 東京」に向けて、意気込みを教えてください
雑誌『暮しの手帖』は今年9月に創刊75周年を迎えます。 これまで出版活動を続けてこられましたのも、ひとえに読者の方々のおかげと感謝する次第です。 「紙博」では、『暮しの手帖』最新号のほか、別冊や書籍を多数取り揃えてお待ちしております。 是非この機会にお手に取っていただき、弊社の歴史も感じていただければと思っております。 当日はみなさまにお目にかかるのを楽しみにしています。
◆ 商品カタログ予習帳
今回の「紙博」では、暮しの手帖社のロングセラーである書籍も販売します。『おそうざい十二カ月』は、日本料理の達人といわれた小島信平さんを先生とする、いわば「おかずの学校」です。刊行から50年余り、今なお支持される不朽の名作料理本です。
初代編集長・花森安治が描いた『暮しの手帖』の表紙画を、より身近に楽しんでいただけるグリーティングカード。大切な方への贈り物に添えてはいかがでしょうか。
暮しの手帖社は、話題の書籍も多数出版しています。『みらいめがね』は、評論家としてラジオやテレビで活躍する荻上チキさんの文章を、人気絵本作家・ヨシタケシンスケさんのイラストで大胆に展開する一冊です。生きにくさをはじき飛ばす、新感覚エッセイ集。ブースにて販売中です。
どこか懐かしい雰囲気が漂うスケッチブック。表紙や中の用紙3枚に『暮しの手帖』初代編集長・花森安治のイラストをあしらいました。花森の線画カットは、塗り絵としても楽しめます
今年の9月に創刊75周年を迎える『暮しの手帖』。「紙博」では特別に、最新号である5世紀23号をひと足早く販売します。
手書きの文字の手紙は嬉しいもの。大切な人に手紙が書きたくなるような、『暮しの手帖』初代編集長・花森安治のイラスト入りレターセットです。ペンのすべりが良い上質な紙に、花森のさり気ない線画のイラストが上品です。
今回の「紙博」では、暮しの手帖社のロングセラーである書籍も販売します。『巴里の空の下オムレツのにおいは流れる』は、シャンソン歌手として活躍した石井好子さんのエッセイ集。1963年に単行本化し、同年「日本エッセイスト・クラブ賞」を受賞した名作です。
『暮しの手帖』初代編集長・花森安治のイラストをちりばめた一筆箋です。季節のご挨拶やお礼のときに、ちょっとしたひと言を添えるだけで、心が伝わります。
第54回造本装幀コンクール/文部科学大臣賞・日本書籍出版協会理事長賞を受賞した『花森安治選集1~3巻』です。『暮しの手帖』初代編集長・花森安治がとらえた市井の人々や戦後の日本の姿。二度戦争を起こさないために、今こそ読むべき矜持あふれる文章を数多く収録しています。
暮しの手帖社
Web site:https://www.kurashi-no-techo.co.jp/
Instagram:@kurashinotecho
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決済方法:現金のみ