
あえて“空気を読まず”に、ヒトがやらないようなことを「やる」出版レーベル。「世界を面白くする」をミッションに掲げ、フィギュア制作・販売など多様な事業を展開するケンエレファントが2021年1月に立ち上げ、アート&カルチャーに特化した書籍を刊行しています。けっして時代の主流ではないモノ、コト、価値観を絵本や作品集、エッセイ、理論書など、“面白い”を価値基準にさまざまな形でリリースすることを目指しています。本を「出発点」に新たな「コト」が始まる、そんな出会いを紙博で体感してください。
◆ 3月の紙博で販売するものを一つだけ教えてください

絵本『くりさぶろう』
◆ 2022年に手にした紙ものの中で、一番心躍ったものは何ですか?

弊社で刊行した書籍になってしまいますが、トライバルタトゥー・アーティスト大島托さんの書籍『一滴の黒』です。カバー・表紙まわりをすべて「NTラシャ」の漆黒で構成し、ニスで柄を入れることで、光の反射で図柄が見えるようにデザインしました。実際のものを手にしたときに、絶妙な紙面のコントラストにとても興奮しました。
◆ 「紙博 in 東京」に向けて、意気込みを教えてください
2021年に立ち上げたばかりの出版レーベルなので、皆さんに知っていただけるようがんばります。
◆ 商品カタログ予習帳
「片手袋」「ドジっ子」「例の看板」――。『マニア豆本』は、ニッチでディープなマニアの世界を”豆本”に詰め込んで、カプセルトイにしました。ケンエレブックスが編集を担当した本シリーズは、”豆本”と言っても、中身はギッシリの大ボリューム。これを携えての街歩きがオススメです。
タジンポット、電鍋ブームの火付け役、旅する料理研究家・口尾麻美さんによる『旅するインテリア』は、“旅のかけら”がたくさん詰まった口尾さんのお部屋を彩る魅力的なアイテムの数々をオールカラーで掲載し、ハードカバーで写真集のようにして眺めていただけます。
もう行けない店、味わえない味、酔っぱらえないカウンター。100人の記憶と100軒の「二度と行けないあの店」について、640頁の大ボリュームと都築響一さんによる写真でお届けする追憶のグルメガイド『Neverland Dinner』。紙博では、幻の「101話目」を収録したリソグラフペーパーをお付けします。
リンゴとメガネ、ネコと車、サメと歯ブラシ――、全然ちがうものをくっつけてみたらどうなるかな? シニカルでジョークの効いた作風が国内外で人気の現代美術作家・加賀美健による初の絵本作品『くっつけてみよう』は、ユーモア溢れる絵と言葉で挑むナンセンス絵本の新境地。
人気イラストレーター・福田利之さん作/絵による絵本『くりさぶろう』は、可愛らしい栗の三兄弟と熊の親子との”命の交流”を、独特のフォルムとマチエールで描いた作品です。紙博では「くりさぶろう」のソフビフィギュアも販売します。
都築響一さんによる『Museum of Mom’s Art 探すのをやめたときに見つかるもの』は、軍手人形、リボン人形、折り紙手芸からチラシかごなど、可愛くて、懐かしくも新しい!? 「おかんアート」作品をオールカラーで350点以上収録。紙博では、著者直筆サイン本に、撮り下ろしチェキとポストカードをお付けして、限定数販売します。
都築響一さん編による追憶のグルメガイド『Neverland Dinner 二度と行けないあの店で』のスピンオフ。全国各地の個性的な書店と一緒に制作した「地元のネバダイ」ZINEシリーズです。一般流通していない商品なので、シリーズが一挙に揃う貴重な機会かも!
福田利之さん『くりさぶろう』に、アクリルキーホルダーが登場。イガをかぶったり脱いだりするくりさぶろうがカワイイです。
ケンエレブックス
Web site:https://kenelephant.co.jp/books/
Instagram:@kenele_books
Twitter:@kenele_books
決済方法:現金のみ