2023.2.6

hikita chisato（MAP98）

クライアントワークではポートレートや料理の撮影を、ライフワークとしては旅と日常の間にある“LIFE”を写真に残す、写真家の疋田千里さん。京都府出身で東京在住、スタジオ勤務やカメラマンアシスタントを経て2003年からフリーランスとして活動しています。2014年からは、自費出版で写真集を制作。住む場所や話す言葉、時代が違っても、共通する振る舞いや変わらない暮らしを撮りたいと、近年は台湾や韓国、日本、香港、ベトナムなど、東アジアを中心に「おはしのある風景」を撮影しています。

◆ 3月の紙博で販売するものを一つだけ教えてください

写真集

◆ 2022年に手にした紙ものの中で、一番心躍ったものは何ですか？

リソグラフで刷ったzine

◆ 「紙博 in 東京」に向けて、意気込みを教えてください

「おはしのある風景」を探して、ベトナムや香港を旅しました。写真集にまとめたので、ぜひご覧いただきたいです。おまけで、おはしが似合いそうなお料理レシピもつけています。再生紙の板紙でつくった旅のポストカードとフォトフレームも持っていきます。ポストカードを印刷するときに出たヤレ紙でつくった文具もご紹介したいなと思います。

◆ 商品カタログ予習帳

旅のポストカードと、その写真を撮ったときのエピソードをしたためた小さなzine。

ポストカードのヤレ紙を台紙にした旅のzine。

「おはしのある風景」と「おはしの似合うお料理のレシピ」をまとめたzine。写真は主にベトナムと香港で撮りました。

旅先で出会った人や風景、お料理をポストカードにしました。再生紙の板紙に印刷しています。風合いの良い板紙が写真に奥行きを出してくれました。

小さな旅のzine。ポストカードの写真を撮影したときのエピソードをまとめたものと、旅先で感じたことをエッセイにしたものの二種類があります。

旅先でのエピソードをまとまたzineはリソグラフでプリントしました。

旅のポストカードと小さなzineはぜひセットでご覧いただきたいです。

ポストカードにつかった素材と同じ板紙でフォトフレームをつくりました。好きなカードを飾ってください！

フォトフレームにはポストカードが4枚収納されています。旅のzineとセットで楽しんでもらえたら。

旅のエッセイと写真をzineにしました。リソグラフでプリントしたので、その質感も魅力です。

旅のzineは、ポストカードをつくったときに出たヤレ紙を表紙につかっています。

撮影でお手伝いしたookamigokkoさんの絵本。パペットが可愛くて、大人にも人気です。

これまでに自分でつくったzineや、撮影をお手伝いした本を持っていきます。ブラジルとインドの写真集はデッドストックです。

Sakumag collectiveの仲間とつくったzine。社会課題の解決に向け、小さな一歩だとしても、ひとりひとりにできることがあるのでは？と考えています。

zineをつくる際に出たヤレ紙で文具をつくりました。紙をできるかぎり無駄にしたくないと思っています。

印刷する際、インクが十分に調子が出るまでテストプリントする紙を引き取り、ペーパーファイルをつくりました。擦れ具合がそれぞれ違います。

zine本文のヤレ紙をメモ帳にしました。ランダムに綴じているので、ひとつひとつ中身が違い味わいがあります。

zineのヤレ紙でつくったメモ帳。無地や余白のある紙でなくても、メモ帳としての役割を果たせるのではないか？という発想から生まれました。

ヤレ紙メモ帳は、東京都江東区にある製本会社、篠原紙工でつくってもらいました。

東京都江東区にある製本会社、篠原紙工さんに伺い、打ち合わせを何度も重ねました。

ポストカード、フォトフレーム、旅のzineを一緒にぜひ。

ポストカードが収納できるフォトフレームと旅のzine

リソグラフでプリントした小さな旅のzine。

旅のエッセイを小さなzineにしました。裏側には旅先で撮った写真がリソグラフでプリントされています。

hikita chisato
Web site：https://hikitachisato.com/
Instagram：@travelingwithspices
決済方法：現金、クレジットカード、PayPay