
東欧で出会った雑貨やオリジナルの文房具を扱う、雑貨店・CHARKHA(チャルカ)。「私たちの暮らしのヒントや美しいものをつくる喜びを伝えたい」という思いを語る、店主・久保よしみさんの選ぶ品々がぎゅっと詰まったお店は、思わず住み着きたくなってしまうような魅力に溢れています。海を渡り時を経て届いた素朴でキュートなアイテムの魅力に、あなたも取り憑かれてみませんか?
◆ 1月の紙博で販売するものの中で一番お気に入りのものを教えてください。

箔とカリグラフィーが素晴らしい約100年前のカード。
見れば見るほど、よくぞここまで1枚のカードに凝れるものだと、驚きと喜びが溢れてきます。想いを伝えるのは大事なことだと考え、文字を愛おしみ、技術と印刷に時間を注ぎ込んだ良き時代。これらのカードは、チャルカにとってはもうお守りのような存在です。
◆ 思い出の紙ものアイテムとそのエピソードを教えてください。

産業革命の時代に印刷が発達した街、ドイツのライプツィヒ。そこの蚤の市で木箱にずらりと並んだ数百個のアルファベットに出会い、ガツンと力強い見た目に心を掴まれ、目は釘付け。
そこの店主は、リモアのスーツケースで蚤の市に行っていた私をドイツ好きと認定し、そこに何とか詰めて全部持ってけと。木箱も付けてやるからと。重かった〜。でも格好いい! シンプルでこれだけ迫力があるスタンプもめずらしいのでは。
◆紙博初開催の地である神戸に向けて、意気込みを教えてください。
ハイカラな街、神戸での開催にワクワクします。いろいろな紙モノを楽しんでいただけたらうれしいです。ときめく時間を一緒に過ごしましょう。
◆ 商品カタログ予習帳
「100年前のドイツのガツンとくるハンコ」ドイツの蚤の市で見つけて歓声をあげたハンコ。見てください…、この幅広の書体を。8〜10cmの大きめサイズでインパクト大。並ぶ様子もただただ格好良し。
「DDR紙箱」旧東ドイツ時代の紙箱は見ようによっては和のテイストがチラリ。カトラリーなどが入っていたものです。スペシャルギフトボックスやとっておき小物の整理箱にぴったり。
王道、透け感のある「アジ紙袋」なぜこんなに惹かれるのでしょうね〜シャリシャリとした紙に。チェコのデッドストック紙から作ったチャルカオリジナル封筒や、切手の袋など饒舌な封筒たち。
「ボタンとシートの関係」は一筋縄には語れません。ボタンより幾分か控えめで、懐深くデザイン違を受け…、手にとりたくなる雰囲気も醸し出さなくては。さて、チェコのデッドストックのこちらはいかに!?
「緑色のマッチラベル」色数の少ないマッチラベルは見ていて飽きるどころか、情報を拾い出すと深みにはまっていきます。多くを語るなかれ、見るものに委ねよ。そんなメッセージのある古いラベルたち。
「チャルカの紙束セット」オリジナル商品を作った残りのハ紙をクッキーみたいに紙箱に詰めました。紙片が集まった様は紙好きにはたまらないハズ。どうやって使おうか悩みつつ楽しんでください。
CHARKHA
Web site:https://www.charkha.net/
Online shop:https://www.charkha-okaimono.net/
Instagram:@charkha.zakka
Twitter:@CHARKHA_zakka_
決済方法:現金、PayPay

古い包装紙や古本、誰かが使った古い絵や切手や便せん、アンティーククロモスなど、紙ものをメインに扱うお店・ハチマクラ。まるで海外の蚤の市の一角をそのまま切り取ってきたかのような魅力溢れる空間に、ワクワクする気持ちが抑えられません! フランスのアンティーク・エチケット(Étiquette)を、紙の質感や凹凸、色褪せ具合まで再現させ復刻させた水糊ラベルシールなど、紙好きを唸らせる作品も目白押しです。
◆ 1月の紙博で販売するものの中で一番お気に入りのものを教えてください。

イギリスの老舗印刷屋さんから出てきた封緘やラベルシールです。フランスや近郊諸国からも幅広く請け負っていたようでさまざまな職業のものが発見できます。細かいエンボスや発色など素晴らしい印刷技術の印刷屋さんだったことがうかがえます。
◆ 思い出の紙ものアイテムとそのエピソードを教えてください。

幼稚園のころから、近所の駄菓子屋さんで買ったお菓子のパッケージを取っておく癖がありました。サラサ千代紙やレターセットを友達と交換したり、ストローや砂糖の包み紙さえも取っておく感じで元々収集癖があったようです。それが今も全く変わらず好みだけが大人用にバージョンアップしていった状態でしょうか。扱っているのがコレクション系の紙ものが多いのでよく「何に使うの?」と問われますが「愛でる」という使い方があるのを知ってほしいです。愛おしい紙は幸せな気持ちにしてくれるのですよ。
◆紙博初開催の地である神戸に向けて、意気込みを教えてください。
元々関西(大阪)出身なので神戸にもよく遊びに行ってました。なんとなく神戸の方はハイブランド好きの印象(古い時代の独断)があるのでアンティークの紙が受け入れられるのか全く想像つきませんが、偏見を少し意識しつつ、いつものようにごちゃごちゃとお持ちします。たぶん本物は受け入れてくれるはず!
◆ 商品カタログ予習帳
NYのブルックリンに1897-1964まで存在した遊園地。そのチケットブックが見つかりました。ただただ格好いい佇まい。貴重です。
コスメラベルは今も昔も贅沢な印刷ですが、100年前のものは凝り方が尋常じゃないです。特に印刷に携わってる方にぜひご覧頂きたい。
フランスの古い書類セット。コラージュやただ壁に貼ったり撮影の背景に使うだけで雰囲気がでるので重宝します。
フランスからたくさんヴィンテージの紙袋が届いています。常に集めてますので新着も届き次第お持ちします。
アメリカvintageのミルクキャップ。なんと可愛いデザインでしょう。コレクターズアイテムなのも納得です。
切手は常に扱っていますが、今回は良柄が多いことで有名なブルガリアの切手をセットにしてみます。未使用やカテゴリー分けした品など切手は多めにお持ちする予定です。
百貨店などの封緘紙がまた少し入ってきました。セットにしてお持ちします。
昭和の栞がたくさん入ってます。レトロは根強い人気で最近は入手困難となってます。
大量生産前の方が現代より紙製品が凝ってました。参考資料としてぜひどうぞ。昭和のデザイン封筒
ハチマクラ
Web site:https://hachimakura.com
Online shop:https://hachimakura.saleshop.jp/
Instagram:@hachimakura
Twitter:@hachimakura
決済方法:現金、クレジットカード、Pay Pay、LINE pay