本から本へ、棚から棚へ。お目当ての本を買いにきたつもりが、次から次へとその本以外の本にも心惹かれてしまい、気づけば何時間も経ってしまっていた。本好きの方なら、そんな経験をしたことがある人も多いのではないでしょうか? 2015年に手紙社がオープンした「本とコーヒー tegamisha」は、そんな書店での体験を多くの人に味わってほしいと願う店。一冊ずつ丁寧に選び、本のジャンルや著者を自由にミックスして提案しています。紙博では、編集者しか手にしていない出版前の本の見本「束見本」の展示や、自由な感性で作られたZINE、辞典、絵本、サイン会まで、本の楽しみをたっぷりと味わえる企画がたくさん。一冊の本がもたらす喜びと幸福を、その手に抱えて帰れますように。
【本とコーヒー tegamisha 城田波穂さんに聞きました】
01 ご来場いただくみなさまに向けて自己紹介をお願いします
「良い町には、良いカフェと良い本屋がある」
そんな言葉に導かれるかのように生まれたのが、「もみじ市」「東京蚤の市」「布博」そして今回の「紙博」などを主催する手紙社が運営する書店「本とコーヒー tegamisha」です。2015年4月に産声をあげてから2年。よい本に出会えた1日が、とても充実した1日だったと思えるあの感覚を調布の小さな町からお届けできることを願って、とにかく一冊一冊を丁寧に選ぶことだけを続けてきました。魅力的な作家さんによる手芸本・料理本や、ページをめくるだけで豊かな気分になる暮らしの本、インテリアとして飾りたくなるような古書や、コーヒーのお供にぴったりなエッセイなど、内容はもちろんのこと、どこか雑貨に通じるような、手に取った時のワクワク感と装丁の美しさを大切にしています。
02 作品(商品)の見どころを教えてください
書籍を作る際、事前に作られる「束見本(つかみほん)」。表紙・見返し・本文などを本番と同じ用紙を使い、本番と同じ製本方法で作るその真っ白なサンプル本は、世に書籍が飛び立つ前のひなのような存在で、思い入れもあり捨てられない編集者も多いもの。そこで今回の紙博では、紙と製本にこだわり素晴らしい書籍を出版された編集の方に、貴重なその「束見本」をお借りし展示したいと思っています!(もちろん完成書籍の販売も行います)
そのほか紙好きな皆さんがワクワクするような書籍やZINEも数多く並ぶ空間となる予定です。
草の辞典、擬音語擬態語辞典、毒舌語辞典!?などなど、おもしろ辞典コーナーも登場します。
本とコーヒーで人気の選りすぐり絵本もたっぷりと。
イラストレーターさん、作家さんなど個人で作られた珍しい小冊子も。
本とコーヒーが選ぶ色とりどりのステーショナリー。お気に入りの1本を。
【4月15日(土)14:00〜15:00 イザベル・ボワノサイン会】
フランスから来日したイラストレーター イザベル・ボワノさんのサイン会を開催。イザベルさんの新刊『パリのかんたんお菓子 レシピ&ラッピングペーパーブック』をご購入の方が対象です。新作雑貨も登場!
03 お越しくださるみなさまへのメッセージをお願いします!
本とコーヒー tegamisha
東京都調布市菊野台1-17-5 1階
Tel. 042-440-3477
http://tegamisha.com