陶博

竹村聡子

長野県で作陶する陶芸家「竹村聡子」。なめらかな白磁のキャンバスに銀彩で描かれたいきものたちは、命を吹き込まれ、今にも動き出しそうな存在感を放ちます。植物の優美な曲線や、瑞々しい釉薬の色彩。丁寧に誠実に作り上げられた作品は、心の琴線に触れる美しさを宿しているのです。

◆ 自己紹介をお願いします!
長野県出身。都内の大学で陶芸を始める。愛知県瀬戸市で陶芸を学ぶ。経年変化を特徴とする銀彩を用いて白磁に動植物を描くことを「animate(命を吹き込む)」と名付け、器やオブジェを制作しています。

◆ 紙博&陶博への意気込みをお願いします!
今回初めての開催となる陶博に参加をさせて頂けることに心から嬉しく思っております。どうもありがとうございます。オンラインでの開催なので是非多くの方々に家の中からご参加頂き、画面越しに想像力を使って五感で楽しんで下さい。

◆ 今回販売する新作(もしくは限定作品)を教えてください!
「銀獣手鏡(大)(小)」
鏡は主に化粧用や富の象徴だったそうですが、国や地域によっては「霊力が宿る神聖なもの」としても祭事や魔除けに使用されていたそうです。今の制作に影響を受けている人形文化と鏡の存在意義が近似していること、また今の不安が続く世の中において手にしてくださる方々の日常の中のささやかな御守りとなるように願って制作しています。

◆ 竹村聡子
Web site:https://www.satokopo.com/
Instagram:@satoko.takemura