【トーク】田中千絵(デザイナー)「a piece of paper ー日常の紙から紐解いてみようー」
昭和期を代表するグラフィックデザイナー・田中一光氏を叔父に持つ田中千絵さん。幼い頃から紙に触れ、デザインを身近に感じながら過ごしていたそう。デザイナーとして、グラフィックデザインはもちろん、テキスタイルデザイン、グッズ企画、書籍の装幀など、紙とともに歩んできました。
2017年には、紙を使ったアイデアグッズの作り方が満載の『紙と日々、 つながりを手作りする楽しみ』(キノブックス)も発売。収録されている紙グッズは、小さなお子さんが楽しんでつくれる、身近なものばかりです。さらに、それを使って人とつながっていく新鮮なコミュニケーションのかたちが生まれるような、ペーパークラフトブックとなっています。
そんな田中さんは、無類の紙好き。デザイナーとしても、日常でも紙に携わり続けてきた田中さんが持っている知識をフルに使って、知っているようで知らない日常の紙の世界の扉を開いてくれます。新聞、コピー紙、ポスター、名刺、雑誌やチラシ、包装紙、トイレットペーパーなどの紙の種類や使い方など、印刷業社さんや紙業さんなどでは当たり前のことだけど、私たちにはびっくりなことを満載でお届けします。当日は、手触りを楽しんでもらったり、クイズも予定していますよ。紙の基礎を知るチャンスです。お楽しみに。
田中千絵 (たなか・ちえ)/プロフィール
デザイナー。武蔵野美術大学造形学部空間演出デザイン学科卒。在学中から伯父・田中一光のもとでデザインを学ぶ。TSUMORI CHISATO青山店やBEAMSなどで展開したウィンドウ・インスタレーション作品が話題に。グラフィック、テキスタイルデザイン、グッズ企画、書籍の装幀、装画などのほか、木の枝をモチーフにした書体「ツリーフォント」発表するなど、活躍は多岐にわたる。2017年3月著書「紙と日々、」(キノブックス)を発売。
日程:2018年6月9日(土)
時間:13:30〜14:15
会場:「紙博 in 東京 vol.2」5階会場内ステージ