「手紙社スタッフが教える紙博の楽しみ方・その3」紙博だからこその醍醐味。作り手や店主と、直接やり取りを楽しむことも!

紙博の醍醐味として忘れてはならないのが、商品の魅力を出展者から直接教えてもらえること。作り手が自らブースに立っている貴重な機会。作品への思い入れや、完成するまでの製作秘話、一押しのアイテムなど、気になったことがあったらぜひ聞いてみてくださいね。印象的なエピソードを聞いてから手にした作品は、愛着もひとしおでしょう。


紙を素材とする作り手が一堂に集う紙博。出展者の中には工作が得意な方も数知れず、紙を使った装飾で会場を盛り上げてくれます。わたしが注目しているのは「オソブランコ」のブース。毎回アッと驚かせてくれるディスプレイだけでなく、気さくなオーナー・白木さんとの会話も楽しんでいただきたいです。(手紙社・丸本菜穂)


ぜひとも訪れて欲しいのは、イラストレーター・いぬんこさんと、切り絵似顔絵師・チャンキー松本さんの夫婦ユニット「青空亭(チャンキー+いぬんこ)」のブース。チャンキーさんにお願いすれば、華麗なハサミさばきで、あっという間に紙の似顔絵を作ってくれるんです! いぬんこさんが手がける色鮮やかでユーモラスな紙ものに囲まれながら、その技をどうぞ間近でご覧ください。(手紙社・富永琴美)


紙や印刷・加工が好きな人たちが愛してやまない雑誌『デザインのひきだし』。今回の紙博には、編集長の津田淳子さんもいらっしゃっるので、紙に関するあれこれを聞けるチャンスかもしれません。15日(日)には、ブックデザイナーの名久井直子さんとのトークショーもあるので、こちらもお見逃し・お聞き逃しなく!(手紙社・藤枝梢)


“紙”博にきたからには、“紙”の話を聴いてほしい! 「アワガミファクトリー」のブースには、1300年もの歴史を持つ阿波和紙を使ったアイテムが並びます。普段の生活ではなかなか身近な存在ではない和紙ですが、お話を伺うと手に取りやすいものに変わるかも? 伝統的な技術が生かされた味わい深い和紙の世界に浸ってみてくださいね。(手紙社・鈴木麻葉)


ハイモジモジの一押し商品は、誰でもデスクがすっきり片づいて、仕事に集中できるワークツール「WORKERS’ BOX」。自身がとにかく整理整頓が苦手だったことから、必要に駆られて生まれたというこちらの商品。完成するまでに、かなりの試行錯誤があったそう。開発の苦労話など、熱量たっぷりの話を聞いたら、あなたも片手に「WORKERS’ BOX」を携えて帰路に着いているかもしれません。(手紙社・柴田真帆)


紙博を訪れた際には、ぜひ「大森 木綿子」さんのブースに訪れてみてください。心に浮かんだことや、身のまわりのものをモチーフにして美しいイラストを描く大森さん。彼女の描く瑞々しい世界は、果たしてどこからやってくるのか。100種類以上も並ぶカードからお気に入りのものを選んだら、そのイラストに秘められたエピソードを尋ねてみてはいかがでしょうか。(手紙社・本間火詩)