夜長堂
かつて日本の千代紙や着物などに使われていたモチーフをリ・デザインして、さまざまなプロダクトに生まれ変わらせている「夜長堂」。レトロでモダンなレース模様や花柄から、こけしやおすもうさんなどジャポニズムテイストが楽しいデザインまで、個性豊かな図案からは昔の日本人のユーモアやロマンを感じることができます。懐かしい風合いのわら半紙に版画のように刷られたペーパーは、蛍光色や極彩色を織り交ぜた、カラフルな配色が魅力。その図案を生かした多彩なアイテムも展開しているので、暮らしや用途にあった一品を見つけてみてください。今も昔も変わることなく人の心を動かしてきた、「かわいい」「楽しい」「美しい」図案や模様たちが、色鮮やかに迎えてくれるはずです。
夜長堂のモダンペーパーはアイデア次第で用途自由。包装紙にしたりぽち袋にしたり、その時の気分に合わせて変幻自在。自分だけのアイデアを見つけてみて下さいね。
【夜長堂さんに聞きました】
01 ご来場いただくみなさまに向けて自己紹介をお願いします
1975年大阪生まれ。関西を拠点とするアーティスト、井上タツ子の屋号。「モダンJAPAN復刻ペーパー」と題したかわいくて懐かしい雰囲気のペーパーや、レターセットなどの自身で商品展開を行うほか、さまざまなアーティストや企業とのコラボレーション商品の開発・イベントの企画など、幅広く活動している。実店舗は大阪天満橋にあり、店内の奥にはミニギャラリーがあり、国内外問わず様々なジャンルの作家の企画展を開催。
また、ビルの魅力を謳う活動体BMC(ビルマニアカフェ)にも所属し、いいビルを使ったイベントの開催やリトルプレス「月刊ビル」の発行にも精力的に携わっている。なお、夜長堂の由来は、坂口安吾の短編小説「夜長姫と耳男」から。倉敷意匠計画室など企業や職人とのコラボレーションも接客的に取り組み、現在は『日本野鳥の会』『大阪城天守閣』などのオリジナルグッズなど企画・デザインも行っている。
著書
『乙女モダン図案帖――大正昭和の紙もの・布のかわいいデザイン』(2010年)、『夜長堂の乙女モダン蒐集帖』(2014年)、『夜長堂のいとし紙ハイカラ』(2015年)、共著に『いいビルの写真集』(2012年)『いい階段の写真集』(2014年)以上すべて発行元パイ
インターナショナル『喫茶とインテリア WEST』(2016年)(大福書林)
02 作品(商品)の見どころを教えてください
昭和のモダンな図柄を復刻し、レターセットやぽち袋などさまざまな紙製品を制作しています。今回は江戸時代に描かれた愛嬌たっぷりな妖怪が描かれた新作のアイテムもご紹介できえるかも。お楽しみに!
夜長堂
530-0043
大阪市北区天満3-4-5 タツタビル201
tel.06-6948-6661(事務所・問い合わせ)
www.yonagadou.com