東京の高円寺、長仙寺の近くにお店を構えるハチマクラ。店内は店主が欧米にわたり自ら仕入れたヴィンテージの紙もの雑貨のオンパレード。古い包装紙や古本、誰かが使った古い絵葉書や切手に便せん、アンティーククロモスなど、国境も時代も越えた珍しい紙ものが揃います。現代の日本ではまずお目にかかれない珍しいデザインや、古物ならではの特別な存在感を放つ紙ものを目にしたら最後、心を鷲掴みにされてしまいますよ。
◆「紙博 in 京都 vol.5」 で販売するものを教えてください!
只今イギリスとパリで買い付け中。このコメント提出日は真っ只中なので新着をお楽しみに!
◆2024年の新作、もしくは「紙博 in 京都 vol.5」に向けて制作中の作品があれば教えてください!
「復刻赤ちゃんクロモス」
かなり前に販売していたアンティークの赤ちゃんクロモスのあまりの可愛さに、このデザインを残したい、もっと多くの方に手に取ってもらいたいと思うようになりました。復刻で1番拘ってるのが当時の技術に近づけること。アンティークの中に紛れても浮かないこと。
石版印刷(クロモリトグラフ)は石を使った特殊な技術で現在で使われてるところはありません。どうやって現行の印刷で再現するかが最大の課題でした。まだ完全に完成には至ってませんが、データをいくつも試行錯誤した結果、分版して特色3版+仕上げの墨(正確には茶系)+エンボスに落ち着きそう。試作ではニスも使いましたが濁ってしまう、より高額になってしまう…これを艶紙を使うことでかなり近い仕上がりに。
最終形状をどうするかを1番悩みましたが、ずらずらと繋がってる顔がかわいいのでシートにはせず1列に。復刻はひとつひとつちぎる感じで手で切り離します。裏は剥がすタイプのシールになってるのでペタペタと実用して頂けます(本物は糊がついてません)。あ〜なんて贅沢。
「紙博 in 京都 vol.5」では試作品を販売できる予定です! お楽しみに〜!
◆ お越しくださるみなさまへメッセージをお願いいたします!
アンティークの紙製品は現代では再現不可能なものが増えています。せっかくの優れたデザインが埋もれないよう今できる技術でなんとか蘇らせないか常に模索しています。進行中の商品がもしかしたら京都でご案内できるかもしれません。
ハチマクラ
Instagram:@hachimakura
決済方法:現金, クレジットカード, Pay Pay, LINE pay