上ヶ島オサム×津田淳子(グラフィック社)「スライドトーク:私のとっておき封緘紙自慢」[23日]11:30-12:30

トークライブ

◆ こんなことをお話しします!
封緘紙(ふうかんし)とは、大正から昭和にかけて紙袋や包装紙を留めるために使われていた紙製シールのこと。店や業種ごとの多彩なデザインで買い物を彩ってきた封緘紙は、セロハンテープの普及や包装の変化によって姿を消していきました。しかし今、そのレトロでかわいいデザインにふたたび注目が集まっています。本イベントでは今年8月にグラフィック社から『レトロ包装シール・コレクション:大正・昭和の封緘紙・レッテルデザイン』を上梓した上ヶ島オサムさんと、封緘紙好きという点では人後に落ちない『デザインのひきだし』編集長、津田淳子さんがそれぞれ自慢の逸品を持ち寄り、封緘紙の楽しさや面白さを語り尽くします。どんなユニークな封緘紙が飛び出してくるのか、ご期待ください。

◆ ご来場いただくみなさまへのメッセージ
封緘紙の面白さを感じていただければと思います。(上ヶ島)
封緘紙のデザインも好きですが、印刷加工の独特さにも首ったけです!(津田)
封緘紙への愛にかけては右に並ぶ者のない二人が顔を合わせる貴重な機会に大変興奮しています。(室賀)

◆ 出演者プロフィール
上ヶ島オサム(かみがしま・おさむ)
1957年、北海道生まれ。小学生の頃からマッチラベルの収集を始め、現在では戦前のラベルを中心に紙物全般を収集。また、故郷北海道に関するラベルや絵葉書も収集している。著書に『レトロ包装シール・コレクション:大正・昭和の封緘紙・レッテルデザイン』(グラフィック社、2023年)『さっぽろ燐寸ラベルグラフィティー』(亜璃西社、2021年)、『絵はがきのなかの札幌:明治から戦後まで』(北海道新聞社、2020年)がある。

津田淳子(つだ・じゅんこ)
『デザインのひきだし』編集長。1974年神奈川県生まれ。編集プロダクション、出版社を経て、2005年にグラフィック社入社。2007年『デザインのひきだし』を創刊。毎号発売するとすぐに完売してしまう雑誌に。紙、デザイン、印刷・加工に傾倒し、さまざまな切り口で挑戦し続けている。

進行:室賀清徳(むろが・きよのり)
1975年新潟県生まれ。グラフィックデザインやタイポグラフィなどに関連する企画の編集、評論、翻訳、教育活動にかかわっている。『The Graphic Deisgn Review』(JAGDA)編集長。武蔵野美術大学、東京藝術大学非常勤講師。前『アイデア』編集長(1999年〜2018年)。

日時 2023年9月23日(土・祝)11:30〜12:30
場所 「紙博 in 東京 vol.7」6Fステージ