夜長堂の店主・井上タツ子さんが手掛けるレトロモダンな雑貨は、味のある紙を使った包装紙やレターセットに加え、ハンカチやがま口といった布ものなども。大正や昭和の羽裏、着物の端切れや千代紙の図柄を復刻して作られた紙雑貨は、シュールで愛らしくどこか不思議な魅力に包まれています。大阪・天満橋の古いビルに構えた実店舗には、小部屋と名付けられたミニギャラリーも併設されていて、魅力的な作家たちの展示も企画されています。

◆ 1月の紙博で販売するものの中で一番お気に入りのものを教えてください。

モダンペーパーのスペシャル版を販売します。

◆ 思い出の紙ものアイテムとそのエピソードを教えてください。

思い出深い図柄は、夜長堂のモダンペーパーの中でも「people」という図柄です。一番最初の復刻ペーパーで、京都の恵文社さんでの販売がスタートした時はとても嬉しかったのですが、この一柄だけが売り場で紹介されました。この一柄である「people」が好評で、ここからモダンペーパーの図柄がいろいろと展開されていきました。なので、一番古くからのわたしの仲間と言える図柄になります。

◆紙博初開催の地である神戸に向けて、意気込みを教えてください。

神戸でお客さまに会えるの楽しみにしています。2022年までは他の作り手の方のプロデュース的な役割が多かったので、2023年は原点回帰で、じっくり自分が生み出してきたモダンペーパーと向き合い、さらにその魅力をお客さまにご紹介していきたいと思います。

◆ 商品カタログ予習帳

夜長堂
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