
主に欧米各地から集めたヴィンテージの紙もの雑貨で賑わう東京の高円寺にあるお店・ハチマクラ。古い包装紙や古本、誰かが使った古い絵や切手や便せん、アンティーククロモスなど国境も時代も越えるからこそ手にすることができる珍しいアイテムが揃います。今の時代にはない凝ったデザインや印刷、風合いなど、ヴィンテージならではの特別な存在感を放つ紙ものを探しに来てくださいね。ここでしか出会えない掘り出し物があるはず!
◆ 8月の紙博で販売するものの中で、一番の推しアイテムを教えてください!

海外仕入れから戻ったばかりの頃なので海外紙モノの新着は各SNSなどでご確認ください。ということで、可愛いレトロ紙を激推しします。この型抜き紙、当時は駄菓子屋さんの当たりくじの景品だったようでグラシンの紙に入ってました。封緘などに使われる技法と同じで端までがぷくっとしています。老舗シール屋さん曰く、昔はエンボスと同時にカットできた機械があったようで、現在の日本ではもう出来ません。数量限定です。
◆ これまで制作したものの中で、一番のお気に入りを教えてください!

水のりシールが一押しですが、最近実験的に作ったグラシン袋に活版印刷というのがあって京都でもとても人気がありました。ということでフランスのグラシン袋が残ってるので追加でご用意するつもりです。海外のグラシン袋そのものが手に入りにくいのでこれも数量限定となります。
◆ 初開催となる大阪での紙博への意気込みを教えてください!
実は大阪出身なので常々「なぜ大阪ないの〜?」と思っていました。大阪市中央公会堂という建物、外からはよく見物してましたが中に入ったことがなかったのでこれも楽しみなんです。地元の友人に手伝ってもらいつつ里帰りを楽しみたいと思います。
◆ 商品カタログ予習帳
石版印刷の香油ラベル。おそらく明治から大正時代のものだと思われます。複製ではない本物の印刷をぜひご覧ください
フランスで見つけたタバコの葉を包む袋です。ぺらぺらの極薄紙が面白いです
エリザベス2世のシルバージュビリー(在位25周年記念)FDCです。たくさんの種類があるのでぜひ集めてみてください
絵札はもちろん文字札までおもしろい昭和初期頃のカルタをお持ちします
ソビエト時代のマッチラベルは東欧とも一味違います。ぜひ比べてみて
飾っておくだけで迫力のあるピケやトランプゲームカードなど色んな種類お持ちします
チケット類はいつも各国から集めています
古い書類などコラージュ向きのセットをお持ちします
紙袋は大好きなのでフランスで新着探してきます。この写真はイメージです
ハチマクラ
Web site:https://hachimakura.com
Online shop: https://hachimakura.saleshop.jp
Instagram: @hachimakura
Twitter: @hachimakura
決済方法:現金、クレジットカード、Pay Pay、LINE pay

大阪を拠点にチェコやハンガリーなど東欧で出会った雑貨やオリジナル文房具を扱う、雑貨店・CHARKHA(チャルカ)。店主の久保よしみさんの心を動かした品々がぎゅっと詰まったお店は、異国の地からやってきた、懐かしさの残るヴィンテージの素材が揃います。まるで海外のマーケットに迷い込んだかのようなアイテムばかりで、思わず宝物探しに心が躍りそう! 紙博ではぜひ一期一会の出会いを楽しんでくださいね。
◆ 8月の紙博で販売するものの中で、一番の推しアイテムを教えてください!

グッドラックアイテムと言われる、てんとう虫。好きな方も多いと思うのですが、このドイツのてんとう虫はどうでしょう? 足が妙にリアルで、昆虫感がよく出ています。ガサゴソと動き出しそう。カードは1970年代のヴィンテージ、封筒はダイヤ貼りの緑の紙で日本製です。
◆ これまで制作したものの中で、一番のお気に入りを教えてください!

25年ぐらい作り続けているチャルカオリジナルの、グラシンコレクターズファイルです。薄いグラシン紙を折って表紙と共に綴じ、ほぼ内職さんの手作業です。出し入れがしやすい半ポケット、透け感があるので中身が見え、「ひとまずここへ入れとこかな」と、ざっくりコレクターの強い味方です。
◆ 初開催となる大阪での紙博への意気込みを教えてください!
初の大阪、しかも大阪市中央公会堂での開催と聞き、心が躍らなかった出展者はいないのではないかと思うほど嬉しいです。目の前の川沿いには素敵なお店が並んでます。暑い時期とはなりますが、クルーズ船に乗ったり、美味しいもの食べたりしながら大阪の紙博を満喫してください。
◆ 商品カタログ予習帳
シロップやコンポートのラベルは、チェコスロヴァキア時代のものです。わかりやすく、インパクトがあり、美味しそう。果物の絵というだけでもそそられるのに、こんなに種類があると瓶や缶に手が伸びて集めてしまいそう。
網点がポツポツと見てとれ(特に頬のあたり)、年代物の印刷であるとわかるクロモスのお顔たち。いっせいにこちらを見ていて、半端ない目力に圧倒されます。坊ちゃん、嬢ちゃん、ベイビーに、性別不明の達観したお顔も揃って、紙博でお待ちしています。
なんの紙片かわからないものも含めて、集まると説得力があって重要な内容が印刷されているように思えてくるから不思議。これぞアジ紙のあれやこれ。具体的なお役には立ちませんが、ヴィンテージの紙好きの方ならパクッと食いついてくださるのではなかろうかと期待。
紙ものコレクター、特に東欧好きなら避けて通れないのがこちら、チェコのマッチラベル。集めても集めても、きりなく種類があるうえに、趣向を凝らした図柄や大胆な構図に虜になることでしょう。まずは1枚、2枚……すぐに10枚。お気をつけあそばせのアイテムです。
小さめのサイズのヴィンテージの紙袋がたくさん。バイオリンの弦に炭酸ガスのタブレット、薬に巻きタバコの紙など。チャルカが一番気に入っているのは、青いもらもらとした模様のグラシン紙袋です。1950年以前〜もしかすると1910年代。こんな紙はもう製造不可能です。
1915年に作成されたチェコの管理書類です。読み解いてみると、ジュンベルク(街)で採掘された?花崗岩の明細書かと。サイズや単価が書かれ、印紙が貼ってあります。手書きの文字にスタンプ、そして由緒ありそうな印紙と年月が染み込んだ紙。このままでアート作品のよう。
CHARKHA
Web site:https://www.charkha.net
Online shop:https://www.charkha-okaimono.net
Instagram:@charkha.zakka / @charkha.tanoshi
Twitter:@CHARKHA_zakka_
決済方法:現金、Pay Pay