ご祝儀や不祝儀の際に、封筒などに付けられる飾り・水引。誰もが一度は目にしたことがあるのではないのでしょうか？　その起源は古く飛鳥時代にまでさかのぼると言われ、色や本数、結び方によって異なる意味を表します。今回の紙博では、水引ブランド「TIER」を主宰するデザイナーの長浦ちえさんに登壇いただき、水引の基本の知識から、アレンジの仕方まで様々なお話を伺います。

『手軽につくれる水引アレンジBOOK』などの著者でもある長浦さんは、水引が持つ伝統的な価値観や美意識はそのままに、今までにない新しい水引の世界を生み出しています。水引を使ってキャラクターの顔を作ったり、ラッピングペーパーと合わせて全体的に統一感のあるアレンジを施したりと、その表現のバリエーションは無限大とも言えるほど。当日は、そんな長浦さんのアレンジ作品をご紹介し、最後には基本の結び「あわじ結び」～応用「梅結び」を目の前で実際に仕立ててくれますよ。

お正月も近づき、縁起を担いだ和の飾りが活躍するこれからの時期。水引の魅力を、改めて学んでみませんか？

長浦ちえ／プロフィール
2003年 武蔵野美術大学油絵学科卒業、水引デザイナーとして商品開発に携わる。2008年、拠点を福岡に移し、2013年より、自身のブランド【TIER<タイヤー>】を立ち上げる。プロダクトデザインの他、企業広告、雑誌・ポスター・CDジャケットのアートワーク、イベントのアートディレクションなどジャンルの垣根を越えて活躍中。
https://tiers.jp/

日程：2018年12月16日（日）
時間：14:00〜14:45
会場：「紙博 in 福岡」会場内ステージ