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ハタノワタル

京都北部の綾部地方に伝わる「黒谷和紙」を自ら漉き、その和紙を使ってさまざまな作品を作るハタノワタルさん。石とも金属とも見まごうその不思議な質感と、異国の建築物のような独特の色合いは、私たちが想像する「和紙」のイメージを大きくくつがえします。箱などの収納や菓子皿などに使える敷板など、「書く」だけではなく暮らしの道具としての紙作品に出合えるのも魅力。耐水加工など耐久性を考慮した作りながらも、使うほどに風合いを増す和紙ならではの変化も味わえるはず。シンプルで素材感のある作品ばかりなので、男女問わず、さまざまな用途に想像力をふくらませてみてください。

【ハタノワタルさんに聞きました】

01 ご来場いただくみなさまに向けて自己紹介をお願いします
京都府綾部市の800年の伝統のある黒谷和紙で紙漉き職人をする傍ら、和紙の使い方の提案をしています。和紙は昔より人々の暮らしと密接な素材として使われてきました。そして、その素材は暮らしの中から生まれてきたことに強く共感し、和紙職人を志しました。その昔、1枚の生成りの和紙は人々に豊かな創造を与えていました。書くための紙、包むための紙、雨をしのぐための紙、風から身を守るための紙、明かりを柔らかく空間に広げるための紙…。暮らしの中の植物から生まれた紙は、その植物の特徴を持ちつつも、一枚の使いやすい頼れる素材となりました。

02 作品(商品)の見どころを教えてください
素材としての紙を見ていただきたいと思います

03 お越しくださるみなさまへのメッセージをお願いします!

ハタノワタル
京都府綾部市
tukuru.washi@gmail.com