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フライヤー製作秘話

手紙社のイベントでは、会場でお配りするチケットやマップを始め、様々な紙ものを製作します。その中でも、イベントのメインビジュアルとなるフライヤーとポスターは特別な存在。毎回趣向を凝らし、イベントの魅力を伝えるべくるツールを作っています。今回は、紙をテーマにしたイベントということで、みなさまにフライヤーの製作秘話をお披露目します。

まずは、メインビジュアルになっている表面の写真からご説明。こちらの写真には、イベントに参加する出展者の、バラエティに富んだ紙ものが大集合しています。ノートやレターセット、封筒からポストカードまで、デザインの優れた作品たち。その上には「紙博」のロゴ。“紙らしさ”を表現するために、折り紙のようなイメージとなっています。

続いては、印刷に使用した紙をご紹介します。その名も、「片艶クラフト」。封筒や包装紙などによく使われる紙で、片面はツヤツヤと、もう一方の面は反対にザラザラとしています。平らで滑らかなツヤ面は、光沢加工が施されているため、きれいに発色するということも特徴のひとつ。「紙博」のフライヤーでは、こちらのツヤ面に撮影した写真を印刷しました。斜めにしてみると、ロゴの白い部分が光を反射し、きらりと輝きます。また、色が沈んでやや暗い印象になってしまうザラ面は、色味が少ないシンプルなデザインにすることで、和紙のような風合いが生かされたものになっています。さらに背景は、よーく見るとただの無地ではなく、くしゃっとした紙の質感が……!

紙博のフライヤーは手紙舎の各店舗、出展者のお店、都内の文具店・雑貨店・ギャラリーなどを中心にお配りしております。表裏で手触りも全く違うので、ぜひ手にとって実際に触ってみてくださいね!