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【トーク】福永紙工×switch design「紙が持つ可能性を追求する〜“斬新な発想”と“誠実な工夫”」

東京都立川市で創業して、54年を数える印刷会社・福永紙工。特色や厚紙などの印刷をはじめ、抜きや折りなどの加工に至るまで、全ての作業を一貫して行うことができる工場として、多くの製品を生み出しています。その活動はとどまることを知らず、2006年には「かみの工作所」プロジェクトをスタート。デザイナーによる類稀なるアイディアと、昔ながらの技術を駆使したアイテムは、世間の注目を集めてきました。今回は、そんな福永紙工の代表・山田明良さんと、「かみの工作所」デザインディレクターである、switch designのおふたりにお話を伺います。「かみの工作所」プロジェクトの全容から、試行錯誤を繰り返し作品が出来上がるまでのストーリーを、紐解いていきます。

山田明良/プロフィール
1962年愛知県生まれ。アパレル商社を経て、1993年福永紙工入社。2008年同社代表取締役に就任。2006年かみの工作所プロジェクトを立ち上げ、多くのデザイナーと協働で紙の可能性を追求、開発、製造、販売を手がける。

受賞歴
2011年 第九回「勇気ある経営大賞」特別賞受賞(東京商工会議所 主催)
2012年 かみの工作所「空気の器」
「reddot design award best of the best 2012」(Germany)受賞
「Design for Asia award 銀賞」(香港)受賞

switch design/プロフィール
プロダクトデザイナー。大畑 友則 / 瀧 ひろみ によるデザインユニット、SWITCH (切り換える) をコンセプトとして、様々な角度から物事を捉え、発信してゆき、使う人の心を動かす「SWITCH」になることを目指す。静岡県静岡市出身、多摩美術大学造形表現学部にてデザインを学ぶ。かみの工作所 デザインディレクター。

日程:2017年4月15日(土)
時間:13:00〜13:45
会場:紙博会場内ステージ

福永紙工のページはこちら

【「紙博」会場マップ大公開!】

ついに4月15日、新たな一歩を踏み出す「紙博」。世界中から集いし、紙にまつわる作り手たち総勢49組のブースを円滑に回り、素晴らしき紙との出会いを楽しんでいただくために、会場マップを作成いたしました! 可愛らしいヤギの足跡を辿っていけば、そこに広がるのは“紙”から生まれる無限の世界。当日に備えて、どうぞじっくりとチェックしてみてくださいね!

【ワークショップ】タイムテーブル&リスト

4/15()のワークショップ

出展者あべゆい
「いろいろおりがみ」
啓文社印刷工業「好きなアンティーク版と金具と活字を組み合わせて世界で一つだけのアイテムを活版印刷で作ろう!」啓文社印刷工業「印刷で使われるフィルムに手書きで書いて、活版印刷の版を作り、ノートやメモ帳を作ろう!」啓文社印刷工業「手書きが苦手な方へ。自分だけのオリジナルノート表紙デザインを考えよう!!」Silhouette Books
「光と影のポップアップカードを作ろう!」
paper tunes
「紙巻きオルゴールでつくる自分の“名まえ音楽”」
美篶堂+本づくり協会
「手漉き和紙を使った名刺サイズの小箱をつくろう」
美篶堂+本づくり協会
「ブロックメモで小さなハードカバーのノートを作ります」
レトロ印刷JAM
「SURIMACCAで紙にシルクスクリーンワークショップ」
当日参加×××
事前予約必要なし必要なし予約優先予約優先必要なしキャンセル待ちキャンセル待ちキャンセル待ち必要なし
10:30随時受付随時受付随時受付随時受付
11:0011:00〜13:00
11:3011:30〜12:15
12:0012:00〜13:30
12:30
13:0013:00〜16:30
13:30
14:0014:00〜17:0014:00〜14:45
14:3014:30〜16:00
15:00
15:3015:30〜16:15
16:00
16:30
17:00

4/16()のワークショップ

出展者あべゆい
「いろいろおりがみ」
啓文社印刷工業「好きなアンティーク版と金具と活字を組み合わせて世界で一つだけのアイテムを活版印刷で作ろう!」啓文社印刷工業「印刷で使われるフィルムに手書きで書いて、活版印刷の版を作り、ノートやメモ帳を作ろう!」啓文社印刷工業「手書きが苦手な方へ。自分だけのオリジナルノート表紙デザインを考えよう!!」Silhouette Books
「光と影のポップアップカードを作ろう!」
paper tunes
「紙巻きオルゴールでつくる自分の“名まえ音楽”」
美篶堂+本づくり協会
「手漉き和紙を使った名刺サイズの小箱をつくろう」
美篶堂+本づくり協会
「ブロックメモで小さなハードカバーのノートを作ります」
レトロ印刷JAM
「SURIMACCAで紙にシルクスクリーンワークショップ」
当日参加×××
事前予約必要なし必要なし予約優先予約優先必要なしキャンセル待ちキャンセル待ちキャンセル待ち必要なし
10:00随時受付随時受付随時受付随時受付
10:3010:30〜16:00
11:0011:00〜11:45
11:30
12:0012:00〜13:30
12:30
13:0013:00〜15:3013:00〜13:45
13:30
14:00
14:3014:30〜15:1514:30〜16:00
15:00
15:30
16:00

ワークショップの詳細は以下をご覧ください

・【当日受付】あべゆい「いろいろおりがみ」
・【当日受付】啓文社印刷工業「好きなアンティーク版と金具と活字を組み合わせて世界で一つだけのアイテムを活版印刷で作ろう!」
・【予約受付中】啓文社印刷工業「印刷で使われるフィルムに手書きで書いて、活版印刷の版を作り、ノートやメモ帳を作ろう!」
・【予約受付中】啓文社印刷工業「手書きが苦手な方へ。自分だけのオリジナルノート表紙デザインを考えよう!!」
・【当日受付】Silhouette Books「光と影のポップアップカードを作ろう!」
・【キャンセル待ち】paper tunes「紙巻きオルゴールでつくる自分の“名まえ音楽”」
・【キャンセル待ち】美篶堂+本づくり協会「手漉き和紙を使った名刺サイズの小箱をつくろう」
・【キャンセル待ち】美篶堂+本づくり協会「ブロックメモで小さなハードカバーのノートを作ります」
・【当日受付】レトロ印刷JAM「SURIMACCAで紙にシルクスクリーンワークショップ」

【ワークショップ】あべゆい

いろいろおりがみ

イラスト入りのおりがみで、いろんなものをつくります。なにがつくれるかはお楽しみ☆

開催日時:
4月15日(土)11:00~13:00/14:00~17:00
4月16日(日)10:30~16:00
※15分~20分程度で入れ替え

定員:各回3名

持ち物:なし

参加費(税込):無料

参加方法:当日受付

注意事項:お子さまだけの場合は、保護者の方の付き添いをお願いします。予約していただいても、多少お待ちいただく場合がございます。

【ワークショップ】啓文社印刷工業

1. 好きなアンティーク版と金具と活字を組み合わせて世界で一つだけのアイテムを活版印刷で作ろう!

開催日:4月15日(土)、 16日(日)

持ち物:なし

参加費(税込):
tete:6,500円
革ノート:5,000円
紙ノート:1,800円 
メモ帳(革ノートカバー付) :3,200円
メモ帳:1,300円
丸メモ:1,100円

参加方法:当日受付

注意事項: 先着順で時間内随時参加可能。素材がなくなり次第、終了となります。

2. 印刷で使われるフィルムに手書きで書いて、活版印刷の版を作り、ノートやメモ帳を作ろう!

メモ帳の場合は、印刷後ハンコにしてプレゼント!!

ワークショップの流れ(所要時間:15分程度)
①原稿を描く  
事前に考えているとスムーズに進行できます
※原稿の作り方の詳細はこちら

②ノートやメモ帳の表紙を中紙を選ぶ
※データで作成したい場合は別途相談承ります

開催日:4月15日(土)、 16日(日)

持ち物:なし

参加費(税込):
手書きメモ帳:2,200円
手書きノート:2,600円 

参加方法:予約優先(当日受付も可)
※予約の方はshinichi.adachi@k-bunsha.comまで、希望時間と人数とお名前を明記ください 

3. 手書きが苦手な方へ。自分だけのオリジナルノート表紙デザインを考えよう!!

ワークショップの流れ(所要時間:20分程度)
①原稿を考える(アンティーク版を選び、図案を考える)
②ノートの表紙を中紙を選ぶ

開催日:4月15日(土)、 16日(日)

持ち物:なし

参加費(税込):3,000円

参加方法:予約優先(当日受付も可)
※予約の方はshinichi.adachi@k-bunsha.comまで、希望時間と人数とお名前を明記ください 

【ワークショップ】Silhouette Books

光と影のポップアップカードを作ろう!

色んな形のポップアップを自由に組み合わせて、オリジナルのポップアップカードを作ります。

開催日時:
4月15日(土)13:00〜16:30
4月16日(日)13:00〜15:30

定員:各回20~25名

持ち物:なし

参加費(税込):500円

参加方法:当日受付

注意事項: 先着順で時間内随時参加可能ですが、素材がなくなり次第終了となります

【ワークショップ】paper tunes

紙巻きオルゴールでつくる自分の“名まえ音楽”

紙巻きオルゴールとは、穴をあけた紙を通すと、穴をあけた通りに音を奏でる一風変わった古き良きオルゴールです。紙の好きな箇所に穴をあけて作曲できるのはもちろん、「自分の名まえ」や「好きなことば」のかたちに穴をあけると、世界にひとつ、あなただけの音楽がうまれます。ご自分の「名まえの音楽」がどんな音になるのか、ご自身の手で作って聴いてみませんか?

開催日時:
4月15日(土)
①11:30-12:15
②14:00-14:45
③15:30-16:15

4月16日(日)
④11:00-11:45
⑤13:00-13:45
⑥14:30-15:15

定員:各回5名

持ち物:なし

参加費(税込):500円

参加方法:4月3日(月)正午より、こちらのフォームにてお申し込み受付を開始いたします

注意事項:当日キャンセルはご遠慮ください。オルゴール自体の組立てワークショップではありません。曲になる紙をつくるワークショップです。オルゴールは付属せず、別途会場にて販売しております。

【ワークショップ】美篶堂+本づくり協会

1. 美篶堂「手漉き和紙を使った名刺サイズの小箱をつくろう」

美濃の手漉き和紙職人が漉いた和紙を使って名刺サイズの小箱を作ります。箱のサイズは外寸で101mm×65mm×14mm。くるみ紙に美濃手漉き和紙を使用。本型小箱に紐をつけました。上質な美濃手漉き和紙の触感を楽しみながら製作してみてください。

開催日:4月15日(土)、16日(日)

時間:14:30~16:00

定員:各回6名

持ち物:筆記用具

参加費(税込):3,000円(材料費込)

参加方法:4月3日(月)正午より、こちらのフォームにてお申し込み受付を開始いたします

2. 美篶堂「ブロックメモで小さなハードカバーのノートを作ります」

美篶堂のブロックメモキューブを使って、一冊のちいさなノートブックを作ります (材料は3冊分お渡しします)。 本格的な製本工程を経てできあがるノートブックは、背のしっかりとしたハードカバーにくるまれた上製本です。手製本がはじめての方向けです。

開催日:4月15日(土)、16日(日)

時間:12:00~13:30

定員:各回6名

持ち物:筆記用具

参加費(税込):4,200円(材料は美篶堂ブロックメモキューブ一点+3冊分のハードカバー用材料)

参加方法:4月3日(月)正午より、こちらのフォームにてお申し込み受付を開始いたします

【ワークショップ】レトロ印刷JAM

SURIMACCAで紙にシルクスクリーンワークショップ

シルクスクリーンキットSURIMACCAを使ったワークショップを行います。今回は「紙に刷る」! 薄い紙やぶあつい紙はもちろん、今回は封筒やノートも準備してお待ちしています。刷った後は折ったり、切ったり、丸めたり……少しの一手間で表情を変える紙たちの魅力をぜひ楽しんでください。作品作りをしている人も、これから作る人も、初めての方でも簡単にチャレンジできますので、一度シルクスクリーンを体験してみてください。

ワークショップの流れ(所要時間:30分程度)
1. 刷りたい材料を選ぶ
2. 原稿を描く
※原稿を紙、またはデータ(USB等)で持ってきていただいてもOKです。原稿の作り方の詳細はこちら
※「何を描けばいいか思いつかない!」という方はこちらで準備した原稿で刷ることもできます。
3. 製版(スタッフが行います)
4. SURIMACCAを組み立てて版を張る
5. 印刷(1色刷り)
6. 完成!

参加費(税込):
XSサイズ(80×80):1,000円 + 材料費
Sサイズ(200×200):1,500円 + 材料費

参加方法:当日受付
※混み合った場合はお待ちいただく場合があります。

その他:作ったものはお持ち帰りいただけますが、版は持ち帰りできません。インクを使うワークショップなので汚れてもいい服でお越しください。

フライヤー製作秘話

手紙社のイベントでは、会場でお配りするチケットやマップを始め、様々な紙ものを製作します。その中でも、イベントのメインビジュアルとなるフライヤーとポスターは特別な存在。毎回趣向を凝らし、イベントの魅力を伝えるべくるツールを作っています。今回は、紙をテーマにしたイベントということで、みなさまにフライヤーの製作秘話をお披露目します。

まずは、メインビジュアルになっている表面の写真からご説明。こちらの写真には、イベントに参加する出展者の、バラエティに富んだ紙ものが大集合しています。ノートやレターセット、封筒からポストカードまで、デザインの優れた作品たち。その上には「紙博」のロゴ。“紙らしさ”を表現するために、折り紙のようなイメージとなっています。

続いては、印刷に使用した紙をご紹介します。その名も、「片艶クラフト」。封筒や包装紙などによく使われる紙で、片面はツヤツヤと、もう一方の面は反対にザラザラとしています。平らで滑らかなツヤ面は、光沢加工が施されているため、きれいに発色するということも特徴のひとつ。「紙博」のフライヤーでは、こちらのツヤ面に撮影した写真を印刷しました。斜めにしてみると、ロゴの白い部分が光を反射し、きらりと輝きます。また、色が沈んでやや暗い印象になってしまうザラ面は、色味が少ないシンプルなデザインにすることで、和紙のような風合いが生かされたものになっています。さらに背景は、よーく見るとただの無地ではなく、くしゃっとした紙の質感が……!

紙博のフライヤーは手紙舎の各店舗、出展者のお店、都内の文具店・雑貨店・ギャラリーなどを中心にお配りしております。表裏で手触りも全く違うので、ぜひ手にとって実際に触ってみてくださいね!